A Critical Thinking Reed

学んだことのメモ。考えたことの記録。主に心理学。

「批判的思考」とは

批判的思考(Critical Thinking)とは

1.定義

①証拠に基づく論理的で偏りのない思考
②自分の思考過程を意識的に吟味する省察的(リフレクティブ)で熟慮的思考
③より良い思考を行うために目標や文脈に応じて実行される目標指向的な思考

2.批判的思考において大切なこと

1.相手の発言に耳を傾け、証拠や論理、感情を的確に解釈すること
2.自分の考えに誤りや偏りがないかを振り返ること
「相手を非難する思考」ではなく、むしろその正反対の思考。

 3.批判的思考のプロセス

①情報を明確化する(報道、発言、書籍などの主張とそれを支える根拠を正しくとらえる)
②推論をするための土台を検討する(隠れた前提を明らかにしたり、主張が信頼できる証拠に基づいているかを検討する)
推論を行う(演繹・帰納・価値判断によって、偏りのない結論を論理的に導く)
意思決定や問題解決をする

+①~④が正しく行われているかモニター・コントロールするのが、1段階高いレベルにある「メタ認知プロセス
メタ認知プロセスは目標に照らして批判的思考を実行するかどうかの判断もしている

4.批判的思考を支える態度

(a)論理的に考えようとすること
(b)証拠に基づいて考えようとすること
(c)多くの情報を探究しようとすること
(d)偏見や先入観にとらわれず客観的に考えようとすること
(e)熟慮すること(→(a)~(d)のすべての態度に関わる)

引用・参考文献

楠見孝. (2013). 良き市民のための批判的思考 (特集 批判的思考と心理学). 心理学ワールド, (61), 5-8.