A Critical Thinking Reed

学んだことのメモ。考えたことの記録。主に心理学。

社会学

友だち幻想(読書メモ)②

読んだ本 友だち幻想 (ちくまプリマー新書) 作者: 菅野仁 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2008/03/06 メディア: 新書 購入: 12人 クリック: 88回 この商品を含むブログ (37件) を見る 第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」 ・ルール関係:他…

友だち幻想(読書メモ)①

読んだ本 友だち幻想 (ちくまプリマー新書) 作者: 菅野仁 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2008/03/06 メディア: 新書 購入: 12人 クリック: 88回 この商品を含むブログ (37件) を見る 第1章 本書のテーマ ・現代社会において基本的に人間は経済的条件と…

対立を乗り越える心の実践(読書メモ)③

読んだ本 対立を乗り越える心の実践: 障害者差別にどのように向き合うか? 作者: 栗田季佳,星加良司,岡原正幸 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2017/02/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 第5章 特別討論〈相模原事件〉の後のこの国で…

対立を乗り越える心の実践(読書メモ)②

読んだ本 対立を乗り越える心の実践: 障害者差別にどのように向き合うか? 作者: 栗田季佳,星加良司,岡原正幸 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2017/02/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 第3章 生の問題として〈対立を乗り越える〉を…

対立を乗り越える心の実践(読書メモ)①

読んだ本 対立を乗り越える心の実践: 障害者差別にどのように向き合うか? 作者: 栗田季佳,星加良司,岡原正幸 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2017/02/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 各引用部位の見出しはブログ筆者による。 第1…

差別論(1)差別の定義をめぐって

差別の定義(佐藤, 2005) ・「差別」という言葉には両立不可能な2つのイメージが存在している ①差異モデル「A と B を差別する」といったように、差別を基本的に「異なる扱い」であるとイメージし、2つの異なる集団(社会的カテゴリー)の比較によって差…

部活動と合理性神話 / 職業と教育社会学

今回読んだ本 半径5メートルからの教育社会学 (大学生の学びをつくる) 作者: 片山悠樹,内田良,古田和久,牧野智和 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 2017/09/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 第8章「部活動は学校において合理的な…

少年犯罪とその報道に対する視点

今回読んだ本 半径5メートルからの教育社会学 (大学生の学びをつくる) 作者: 片山悠樹,内田良,古田和久,牧野智和 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 2017/09/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 12章「少年犯罪についての認識とメディ…

いじめ問題をめぐる社会学の視点

今回読んだ本 半径5メートルからの教育社会学 (大学生の学びをつくる) 作者: 片山悠樹,内田良,古田和久,牧野智和 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 2017/09/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 第11章「いじめ」問題がつくる視角と死…

学校での体罰・暴力問題を考えるために

はじめに 町田総合高校で起こった体罰事件については以前ブログにて意見を表明した。atsublog.hatenadiary.com 世間の注目は(予想通りではあるが)少しずつ下火になり,生徒に対してどのような指導が行われたのか,再発防止のためにどのような取り組みが行…

安楽死をめぐるお話(1)

Introduction メモ安楽死をしたい理由が「迷惑」だから、は"自己決定"とはいえず、欧米では通用しない社会保障の文脈と混ぜて安楽死が議論されてしまうことも踏まえれば、日本で今導入するのは危ないそもそも安楽死と尊厳死も混ざって議論されてる議論の土俵…

(考察)フェイクニュース問題をめぐって #2

#2 真実よりも優先されるもの 1.「閉じた関係の中で共鳴」 2017年7月8日(土)の北海道新聞に「フェイクニュースの広がりー閉じた関係の中で共鳴ー」と題された、土井隆義の論考が掲載されていたので一部紹介したい。 1-1 フェイクニュースの特徴 土井は同記…

(考察)フェイクニュース問題をめぐって #1

#1 最近のフェイクニュース事情 最近読んだ記事 その1 AIの軍拡競争が生み出す、人間には簡単に太刀打ちできないフェイクニュースの世界。それに少しでも対抗するには、私たちはこれまで以上に、常識やリテラシーと呼ばれるものに頼るしかないのだろう。 本…