A Critical Thinking Reed

学んだことのメモ。考えたことの記録。主に心理学。

未分類

投票結果の解釈をめぐって

2019年2月24日。辺野古新基地をめぐる沖縄県民投票が行われた。こういう言い方をすると「印象操作だ!」と言われそうだが,ここではそうした議論をするつもりはないのでご容赦頂きたい。今回書いていきたいのは,投票結果の「解釈」をめぐる話である。 まず…

ハンナ・アーレント(読書メモ)

読んだ本 ハンナ・アーレント - 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者 (中公新書) 作者: 矢野久美子 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2014/03/24 メディア: 新書 この商品を含むブログ (36件) を見る 同書は,ハンナ・アーレントの生涯を中心にその思想…

悪と全体主義(読書メモ)②

読んだ本 悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書 549) 作者: 仲正昌樹 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2018/04/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る 第3章 ・資本主義経済の発展により階級に縛られていた人々が解放さ…

悪と全体主義(読書メモ)①

読んだ本 悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書 549) 作者: 仲正昌樹 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2018/04/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る ハンナ・アーレントについて少々調べる機会があったので,そのつい…

科学者の社会的責任をめぐって

今回読んだ本 共生の現代的探求―生あるものは共にある 作者: 竹内貞雄,重本直利 出版社/メーカー: 晃洋書房 発売日: 2015/03/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 第4章「科学における共生」より。重要な記述をメモ。 1.科学・技術と科学・技…

共生社会への希求

今回読んだ本 共生の現代的探求―生あるものは共にある 作者: 竹内貞雄,重本直利 出版社/メーカー: 晃洋書房 発売日: 2015/03/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「共生」に関する本を読んでみたいと思って手に取ったのだが,学のない私には難…

体罰事件について思う2つのこと(雑文)

https://mainichi.jp/articles/20190118/k00/00m/040/210000c 都立町田総合高校で教員が体罰 ネットで動画拡散 - 産経ニュース 404 Not Found 東京都立町田総合高校で起こった体罰事件。「体罰」と聞いてしまうと教員が責められるのがこれまでの常だったわけ…

Intellectual Dark Web の記事を読んで(雑文)

Intellectual Dark Web gendai.ismedia.jp 面白い記事があがっていた。 I.D.Wの唱える「不都合な現実」、それはたとえば、ジェンダーや人種の根底にある生物学的あるいは遺伝学的差異である。 彼らによれば、科学データに基づいてジェンダーや人種の差異につ…

(雑談)2018年大晦日の備忘録

大晦日の備忘録。音楽でなんとなーく1年を振り返る。 2018年想い出の作品(多田武彦編) 1.男声合唱組曲「柳河風俗詩」 5月にオンステした演奏会を筆頭に一年間くり返し歌い続けた作品。柳川市にも直接行ったし、いろいろな意味で最も思い出の作品。 2.…

「Society 5.0」とは

目次 Society 5.0とは 内閣府の定義 文部科学省の定義 Society 5.0で求められる人材 これからの人材に共通して求められる力 新たな社会を牽引する人材 Society 5.0に向けた今後の教育のあり方 「公正に個別最適化された学び」を実現する多様な学習の機会と場…